頭ン中をたれ流そう

とりとめのない頭の外部メモ帳

お前は平成→令和の特別GWに何をしたのか?

 こんにちは、GWを如何お過ごしになっただろうか。

 私は大学生になってから特に課題もなく、部活もなく、バイトもなくのねぇねぇねぇ三連発平和休暇を満喫した。

 予定もねえので四連発かもしれない。

 

 とにかく私は私を自然と見つめなおす時間を得たのだ。

 4/28~5/5までの計九日間、時間にして216時間がほぼ丸ごと暇。

 

 初日に仙台行ったくらいじゃないだろうか?まともに予定など立ててない。というか立てたくなかった。財布もオケラに近かったことも理由にある。

 

 正直言ってGW中は自堕落の塊だったというほかない。

 非生産的な行動を続け息をする有機物の集合体でしかないような気分のまま朝を迎え、気が向くままにロードバイクを走らせ写真を撮るといった行動をしてみたりもした。

 

 「連休でよかった」などと思うくらいの理性は残っていたが、なかなか生活を直そうという気持ちにもならずに永遠このルーチンを繰り返すんじゃないかというくらいのことも考えつつ、おはよう日本のニュースを流し見してから入眠するありさま。

 

 とっても贅沢だった。

 こんな心安らかに長々と休めるのはこの先の人生ではほぼあり得ないだろう。

 来年の今頃は副免実習が終わって教採に向けての勉強に追われていると思うし、もしもの話だが就職してしまえばこんなことはできないからだ、無職になれば毎日がお休みだが明日への不安が常に付きまとうことになるだろう。浪人したから知ってる。

 

 さて?改元することに大きな感慨も持たずのんびり過ごした結果、私は何をしたのか。

 

 何にもしていない。

 いわゆる生産的な活動というものは少しもしていない。

 

 わかったことといえば

 スピッツは初期のほうが好きだとか、春先の花はきれいだとか、夕焼けの空がオレンジだけじゃないとか、花の咲き方にはいろいろあるだとか、パスタは7分ゆでるとか。

 

f:id:kurowassan638:20190506023135j:plain

椿の花は丸ごと落ちる。そして茶色にくすんで行く。

 

 精々美しいものにたくさん触れられた気がする。

 

 特に花というものに興味を持てたのはとても大きいんじゃないだろうか、これまでも自然は好きなほう(虫は嫌い)だったし季節ごとのにおいとかに面白さを感じていた。

 

 始まりはやはり桜からだろうか、高清水にはじまり千秋公園と色々見てはみたが、そのどれもがこれまでに何度も見てきた光景のはずなのにあまりにも見事でその場に立ち尽くしてしまったのは内緒だ。

f:id:kurowassan638:20190506024137j:plain

清水公園のさくら、ちょっと葉がある

 そこから桜も散り、次第に春の花たちの季節へと移ろう。

 

 猫の額ほどではあるが我が家にも庭があり、そこには山吹・椿・木瓜ネモフィラと様々な色に満ち溢れた景色になっていた。

 

 更に近所には小学校があり、そこにも低木花がいくつかあった。その中でも美しいと思ったのはこの桃色の千重咲の椿たち。

 

f:id:kurowassan638:20190506023131j:plain

四連椿

f:id:kurowassan638:20190506022553j:plain

朝日と椿

 かわいい配色だ。思わずうっとりしてしまう。

 

 だがこの椿たちもボットリ首を落とし、その栄華を終わらすことになるのだ。無常観を感じずにはいられない。

 

 ここに書いたことも、写真に撮った景色たちもあっという間に新鮮なものから余計なものをそぎ落とした感覚だけの記憶へと移り変わり、きっといつの日か思い出す一瞬になり果ててしまうことだろう。

 

 例えそうなってしまったとしても私は美しいものを美しいと思う気持ちを忘れたくはない。今この時にも思い続けている美という感覚を変容しながらでも良いから持ち続けていたいものだ。

 

 こういった心情的なことに思いを馳せられたことは生産的でなくても必要なことだと思っている。

 そう考えればこのGWは価値ある休日だった。

 

 また明日から頑張れる。