頭ン中をたれ流そう

とりとめのない頭の外部メモ帳

トロを吐露

「あ~、お取引不可みたいですね。すみません。」

 

 申し訳なさそうに書店員がこちらを向く。

 

 一体何にすみませんなのか分からないが、むしろ謝りたいのは私の方だ。

 限度額を把握せずとりあえずカードでも使おうとしたのがいけない。

 

 こんちには

 僕、浪費を重ねてついに二枚目のカードすら危うい大学生。

 

 今日のバイトで、高校用の国語教科書である桐原書店の「新探究現代文B」をパラ見していた。なんせマンツーマン、暇である。

 

 そこの小説紹介では夏目漱石のこころ・太宰治の蓄犬談が載っており、文量も暇つぶしには程よいので私はつい、読んでしまった。

 

 これがいけない。

 私の感覚は完全に明治から昭和当たりの小説家くらいにまで吹っ飛んだ。

 

 無性に小説が読みたくなったのである。

 バイト終わりにふらりと寄った土崎イオンの書店に吸い込まれ、気が付くと私は右手にこころ、左手に怪談をもっていた。

 

 そうしてレジに行ったとき、冒頭の一言を頂いてしまったのである。

 

 おかしい、金がない。

 そう思いながらもホワイトベルグ片手にから揚げを食べる手は止められない。

 

 クズだ!

 

 そうだ!

 

 モンハンワールドも買ったしな。

 

 ほら、あれじゃん。

 低気圧のせい。

 

 原付は直したと思ったらまたうるさいし。

 

 よくわからないけどキモいね。

 

  今日は散文。明日は半分。

 

 めんどくさいので今日はこの辺にします。